2023年1月16日からテニスの4大大会の一つである全豪オープンテニス。この大会に出場すると公式にエントリーしているの大坂なおみ選手が、未だオーストラリアに入国している形跡がない!と大きな噂になっていました。
そして8日には全豪オープンがTwitterに、大阪なおみは出場しない旨を発表しました。そこには理由のコメントはなく…。
最近の彼女の行動などから、改めてその理由を探ってみたいと思います。
SNSは現在も通常運転、でも試合には欠場しがちな「うつ状態」
「主催者側は彼女がどこにいるのかさえ確認できていないようだ」と所在すらわからないと言われていましたが、
そこに至るまでおなおみ選手自身は Twitterを通常運転で更新。
消息不明という少々大袈裟な伝わり方となっていましたが、大会側から見てオーストラリアにこそは向かっておらず練習もしていないという状況でした。
そもそも彼女、2021年に彼女はTwitterにて「2018年の全米以降、長いうつ状態」であることを告白しています。
このことは日本国内のメディアでも大きく報道されました。
文中でも彼女は試合に出場する時も、ヘッドフォンをしてその社会的不安をシャットダウンしながら試合に望んだりしているとあります。
そのプレイスタイルとは違い、彼女自身は元々非常に内向的でシャイな性格。
加えてうつの状態。
このうつ状態が今も続いているならば、試合への出場は厳しく、仮に出場してもいい戦績は期待できないですよね。
でも彼女自身は決してテニスへのモチベーションが切れている訳ではなく、むしろ逆に、
出場するつもりがあったからこそ、
様子を見ながらエントリーぎりぎりまで様子を見ながら出場の可能性を残していた
と考えられます。その行動がうまく伝わっていないのではないかと思われます。
もし出場する気がないならば、うつ状態を理由にエントリー自体もやらないですよね。
うつ状態であることも含め、従来型のプレイヤーの動きと違うということで、
色々な憶測から今回の騒ぎになっているのではないかと考えられます。
今回の消息不明の報道を受けたファンの声は様々
ちなみに今回の消息不明報道を受け、ネットでは様々な意見が見られています。
心配だ。テニスよりも、まずは無事で元気で居てほしい!
大坂なおみ消息不明心配なね。 うつ病言うてたやん大事ならないいけど
彼女自身を素直に心配の声も聞かれる一方で、
大坂なおみはスポンサーや多くの関係者に支えられて試合が出来ているので、もっと謙虚になるべきだと思います。
皮膚や眼の色が違うとかでは無く、迷惑をかけているところが日本人的ではない。
…といった、なんとも手厳しい意見も出ていて、賛否両論です。
いずれもあまりにも輝かしい戦績があるだけに、期待値が高いが故の意見であることには変わりありません。
彼女自身うつ病を心配しながらも、きっちりとした従来のルールに沿った対応を期待するファンも多いということですね。
元No.1のナブラチロワ「彼女はただ試合に出てやるしかない」
でもテニス好きとしては、彼女が以前のようにテニスで活躍している姿が見たいのが本望。
全米や全豪を制したあの輝きを期待するからこそ、彼女の近年の出場試合数の少なさに残念な思いを持つファンがいるのも事実です。
ちなみにかつての覇者で、先日ガンではることを公表したばかりのナブラチロワは2022年の大坂の成績を振り返り、こうコメントしています。
「彼女はプレーする必要があるわ。2022年は11大会に出場したけど、グランドスラム以外では8大会しか出場していない。これは異常なこと。グランドスラムを戦う前に少なくとも5試合は出場すること、それが良い割合だと思う。私の場合は10試合だった。ただ試合に出てやるしかない」 引用先:tennis365.net
レジェンドの意見は、桁違いの才能を持つなおみ選手への期待を込めたものでもありましたね。
従来型プレイヤーではない、テニスだけではない興味を持つ唯一無二な存在
一方、なおみ選手はうつ状態にありながらも単にテニスの枠だけにとどまらない活動にも興味を持ち、アクティブに活動をしています。
InstagramやTwitterで発信される彼女の世界では、従来のテニス選手という枠に収まりきらないものを感じます。
さらに直近では初めての子供向けの絵本「The Way Champs Play」という本を発売。
12月にはアメリカを代表する報道番組「Good Morning America」にも出演して、その思いを語るなど、単にテニスをプレイすることだけにとどまらないことがよくわかります。
他にもファッションショーに登場したりと、自分の興味のある様々な活動を行なっています。
ちょっとエキセントリックに見える場合もあるかもですが、今は彼女自身がやりたいことを型にはまらず自由に取り組むことで、彼女自身が復活うつ状態から抜け切れるよう、温かく見守ってあげることが必要なんだと思います。
まとめ
2018年以降、長く続くうつ病が継続しており、自分が可能な興味のある範囲で自由に行動していることが、従来のテニスプレイヤーの型にはまらず色々言われてしまうというのが彼女の現状なのでしょう、
グローバルスターでもある彼女のポテンシャルの高さは皆の知るところなので、テニスファンとしては、彼女が元気にプレイする姿を見たいと心から願っているのは間違いがありません。
ただその期待値の高さが彼女を苦しめてしまっていているのであれば、ファンとしては非常に心苦しいところです。
彼女は色々な意味で、今までとは全く違うクリエイティブな視点を持つ次世代の選手。
彼女が持つユニークさを尊重しながら、自由に彼女のやりたい活動を見守り続けることで、また伸び伸びとプレイする姿を見られる日が来ることを心から願っています!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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